健康食品と言うので、食品であって薬ではありません。特定保健用食品を除いた健康食品は、法律上医薬品のように「効果」を表示することはできないのです。しかし、それは効果が ないことを意味するものではありません。だからといって、もちろん効果がある断言できるものでもありません。薬と同等かそれ以上に効くものもあるし、まったく効かないか悪化させるものも中にはあるようです。薬で効かなかった人が、健康食品で健康を回復した例は、数多く報告されています。しかし、それもある人には効くかも知れないし、別の人には効かないかも知れないのです。実際のところ、いろいろ試してみる以外に方法はないと言えます。
効果に関しては具体的なことは言えませんが、健康食品を購入する際の選び方をお話したいと思います。まず、健康食品を購入する際は、表示をよく見てなるべく自然食品のものを選ぶようにしましょう。健康食品の中には、今まで食する習慣がなかったものなどもあるので、名称、添加物、保存方法などをよくみて購入することをお薦めします。加工食品(生鮮食品を除く)に栄養成分などの表示をする場合、主要栄養成分・熱量について記載することが義務づけられていますので、それらの栄養表示を活用しましょう。また「鉄分強化」や「カルシウム補給」など、特定の栄養成分を強調する場合は、一定の基準を満たしていなければ販売できません。健康食品を購入する際は、これらの栄養成分の表示をよく見て選ぶように心掛けましょう。そして、健康商品を購入する際は、急がず慎重に検討することが大事です。健康食品はあくまでも食品ですので、利用するとしても、「医薬品」のように病気を治す等の薬効を期待してはいけません。「ガンが治る」「糖尿病や高血圧の方に」など、薬と思わせるような効能や効果を謳うことは法令違反となります。誇大な広告やセールストークには、気をつけるようにしましょう。
健康食品を利用する際、表示されている摂取量や注意事項を守り、食事とのバランスを考え、健康食品だけに頼らないように気をつけましょう。健康づくりの基本は、バランスのとれた規則正しい食生活です。食卓に主菜、副菜をそろえ、1日30品目を目標に多くの食品をとるように心掛けることが大切です。健康食品は、日常生活で不足する栄養成分の補助として利用するのが望ましいのです。健康食品だけに頼った食事をすると、摂り過ぎなどによる健康障害がでる可能性もあります。アレルギー体質の方や薬を服用している方は、健康食品により、薬が効かなくなったり、強く効くといった相互作用が生じる可能性があります。体の具合が悪くなったなどのトラブルに見舞われたなら、すぐに利用をやめ、医師に相談するようにして下さい。
Last update:2020/10/16
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